日本工業経済新聞社(群馬)
2023/03/10
【群馬】久保橋撤去設計を第1四半期 諸戸橋は修繕工事実施
富岡市は2023年度に久保橋の撤去設計と三共橋、サファリ橋の2橋を対象とする修繕設計、諸戸橋の修繕工事を計画している。解体設計と修繕設計が2023年度第1四半期の委託、修繕工事については第2四半期の発注を目指す。修繕設計は2橋一括で委託。23年度当初予算案に橋梁長寿命化設計委託料6070万円、橋梁長寿命化工事費4500万円を盛り込んでいる。
諸戸川に架かる久保橋は、妙義町諸戸地内にある市道14167号線の橋梁。橋長14・9m、有効幅員3・1mの3径間鋼単純H桁橋で、桁下は3・71m。下部工として重力式橋台と壁式橋脚が2基ずつ設置されている。1970年の架設。既存橋梁を撤去し、橋梁形式で架け替える。22年度は架け替え設計をプロファ設計(伊勢崎市)に委託した。撤去工事と架け替え工事は2024年度以降に実施する。
修繕設計を行う市道七日市黒川線の三共橋は、富岡魚菜市場(七日市133−2)の西側に位置し、高田川を跨ぐ橋長60・2m、幅員6・24mの5径間PC単純I桁橋、下部工として逆T式橋台2基と壁式小判形橋脚4基が設置されている。1967年の架設。
長寿命化点検で床版のひび割れ、支承本体の変形、舗装の剥離、路面の凹凸が指摘されている。
岡本地内のサファリ橋は県道下仁田小幡線と接続し、群馬サファリパーク(岡本1)に向かう市道9085号線の橋梁。涸沢川を跨ぐ橋長15m、幅員18・3mの単径間単純PC床版橋、下部工として重力式橋台2基が設置されている。橋面防水工や歩道部の段差解消に向け修繕設計を行う。
修繕工事を行う諸戸橋は、妙義町諸戸地内を通る市道14001号線の橋梁。諸戸川を跨ぐ橋長14・5m、幅員5mの単径間単純鋼H桁橋、下部工は重力式橋台2基が設置されている。69年の架設。修繕工事は◇橋面防水工=55・4u◇塗装塗り替え工=75・3u◇支承取り替え工=可動支承、固定支承2カ所ずつ◇鋼製伸縮装置設置工=8m◇防護柵取り替え工=約29m−を実施する。設計はプロファ設計がまとめた。