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　湖南市は、計画している下田まちづくりセンター大規模改修事業について、新年度当初予算案に整備費2億1016万3000円を計上、予算が認められ次第、工事発注を行う考えで各種手続きを進めている。
　発注方式は、一般競争入札が有力視されているが、指名競争入札の可能性もあるとのこと。工期は7ヵ月程度を見込んでいる。
　主な整備内容は、▽外壁塗装▽屋根修理▽バリアフリー化▽エレベーター設置―など。
　同市下田1515番地にある下田まちづくりセンターは、85年（昭和60年）に、敷地内にＲＣ造2階建、延868・44平方�bの施設1棟を建設。地域の拠点として各種催し等の開催場として広く市民から多用されているが、老朽化により各所で不備が発生、利用者から早期整備の声が多く上がっており、それらの市民の声を反映し新年度からの整備着手を決定した。
　なお、設計は井島建築事務所（湖南市）が担当。
　市の公共施設の状況を見ると、高度経済成長期に集中的に発注・整備を進めてきたことから、築30年以上経過している施設が多く老朽化率は全体で54・5％を占めている。市民サービスの持続及び継続可能なまちづくり実現のためには、維持管理費や更新費用の減額の基となる「公共施設総量」を削減していかなければならない状況下にある。同センターを含む市内各所のまちづくりセンターも対象であることから順次整備していくことがすでに決定されており、今回の下田まちづくりセンターを皮切りに計画的に予算措置し、事業化していく方針だ。

提供：滋賀産業新聞