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北陸工業新聞社
2023/03/09

【石川】千田高架橋下部、上部工など/外環海幹4期(海側)の整備促進/金沢市/新年度予算等に総額28億円余

 金沢市は、「金沢外環状道路海側幹線4期区間(海側)」の整備について、新年度も市施行区間(大浦町〜千木町間1・6キロメートル)の各種工事を推し進めていく。2022年度3月補正予算(最終補正)案に金沢外環状道路整備事業費1億2000万円、23年度当初予算案に同7億5749万円(ほか債務負担19億2500万円)の総額28億249万円を盛り込んだ。
 海側幹線4期区間の施工延長は3・2キロメートルで、石川県と市が連携して12(平成24)年度に事業着手。県施行分は大河端町〜大浦町間0・9キロメートルと千木町〜福久町間0・7キロメートル、両区間に挟まれた大浦町〜千木町間は市が施行を担い、昨年11月19日には暫定2車線(山側)で開通した。
 市によると、最終補正計上分で大浦高架橋(海側/橋長217・0メートル、5径間鋼連続非合成少数鈑桁橋)の下部工1基(P3橋脚工)を前倒しし、当初予算計上分を充てて千田高架橋(海側/橋長290・0メートル、3径間+4径間鋼連続非合成少数鈑桁橋)の下部工4基(P1、2、5、6橋脚工)や、橋梁上部工に取り掛かる。県発注となる大浦高架橋海側上部工の負担金も盛り込んだ。
 なお、市施行区間の全体事業費には201億円を見込んでいる。

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