富山県農林水産部は、浅地北部地区農地整備事業に新規着手する。2023年度から7カ年に総事業費8億7033万円を投じ、延長3875メートルの用排水路改修などに取り組む。
受益面積は小矢部市浅地、矢水町、名畑の31・7ヘクタール。同地区の用排水施設は1962年から64年にかけて整備され、老朽化による漏水や排水能力低下が著しいため、標準1ヘクタールのほ場大区画化とともに用排水路や道路の一体的な整備を図る。整備内容は次の通り。
▽支線用水路9路線 2305メートル(ベンチフリューム) 1億3290万円
▽支線排水路8路線 1570メートル(排水フリューム) 2億2850万円
▽道路3路線 950メートル、幅員5メートル(有効4メートル) 2490万円
▽区画整理 30・6ヘクタール、土量6万1200立方メートル 2億3990万円
事業費のうち工事に6億2620万円、測量設計に6200万円、用地買収・補償に2800万円、換地に6380万円、農業経営高度化支援に9033万円を充てる。29年度の完成を予定している。