日本工業経済新聞社(群馬)
2023/03/07
【群馬】桐生市は東三丁目団地で耐震補強工事
桐生市は東三丁目団地(東3−3−26)で耐震補強事業を進めており、工事を2023年度から2カ年で実施する。発注時期は第2四半期ごろを見込んでいる。発注方式などはこれから検討を進める。工事費は当初予算で2カ年継続費として11億7375万5000円を設定している。継続費の内訳については23年度が3億5212万7000円、24年度は8億2162万8000円とした。
東三丁目団地は1975年に建設、74−1棟と74−2棟で構成され、戸数は160戸。2棟ともにRC造11階建てで、延べ床面積は合わせて1万2507u。各住戸面積は54・9uおよび60・8uとなる。敷地面積は1万1558u。駐車場は145台分。現段階で想定される工事は耐震改修の他、地震時管制運転装置などの設置といったエレベーター耐震化や、外壁、屋上防水、給水管も改修する。設計業務は群馬県建築設計センター(前橋市)が担当した。
2021年度は錦町三丁目団地(錦町3−9−15)で耐震改修を実施。改修工事は野村建設工業(桐生市)、エレベーター改修を三菱電機ビルテクノサービス(東京都千代田区)がそれぞれ担当した。改修工事の発注方法は条件付き一般競争入札で、業種は建築、ランクはAクラスで市内に本社を持つことを条件としていた。エレベーター改修については指名競争入札だった。
なお、この他、市営住宅施設改修事業として5140万5000円を計上しており、老朽化が著しい市営住宅などで優先順位をつけながら各工事を進めていく。市営住宅維持管理事業では、道路築造等工事費に1060万4000円、建物等解体工事費442万2000円、測量委託料279万7000円を計上している。道路築造工事は市営住宅相生町一丁目団地の跡地で計画している。同団地は更地となっており、団地付近の住民へのアクセス道が整備されてないため、工事を実施する。イズミ測量設計(桐生市)が用地測量業務を担当し、用地測量2300u、路線測量業務100mで実施。工事は単年で完了となる見通しとなっている。解体工事については老朽化が著しく解体する必要がある箇所について、精査し進めていく方針。