姶良市は6日、再度公告していた加治木複合新庁舎の建築本体に関する条件付き一般競争入札の落札者を渡辺組・井上建設・丸岡建設JVに決めたことを明らかにした。落札金額は9億1485万円(税抜き)。入札には3JVが参加した。
再度公告した入札参加申請は1月6〜26日の期間で実施。入札書は3月2日から受け付け、同6日に開札した。
JV構成は「2〜3社」。代表者の格付けは「姶良市内に本社・本店がある市の建築A級」または「姶良市の入札参加資格を有し、4市(姶良、鹿児島、薩摩川内、霧島)のいずれかに本社・本店を置く県の建築A級」−のどちらかとし、構成員は「姶良市内に本社・本店がある市の建築AまたはB級」であることを条件とした。
同庁舎の新築にかかる入札は、2022年7月に建築本体、機械設備、電気設備(いずれも2社JV)を分離で公告。機械は新生冷熱工業・本田工業JV(1億8200万円)、電気は南電工・技研電業JV(1億9200万円)が落札し、9月議会で工事請負契約議案が可決された経緯がある。
建設場所は加治木町本町。建物規模はS造2階建2593uで、多目的ホールや図書館、行政部門などを備えた複合庁舎として整備する計画だ。予定工期は24年9月24日まで。