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　福井県は、舞鶴若狭自動車道の４車線化の着工を見据え、ネクスコ西日本関西支社に対し、要望活動を展開した。
　高橋伸輔県土木部長が２日、大阪府茨木市の同社関西支社を訪ね、安達雅人支社長に直接、要望書を手渡しした。安達支社長は「４車線化にしっかり取り組み、地元企業の受注機会の拡大のためにも、工事を着実に進めていくことが重要」などと理解を示したという。
　要望内容は、機能強化として、防災・減災対策ならびに代替性確保の観点から事業化された舞鶴東〜小浜間約２３キロの４車線化等の工事に早期着手すること。４車線化の優先整備区間に選定された区間（舞鶴東〜若狭上中間および三方五湖スマートＩＣ〜若狭三方間）を早期に事業化し、１０年程度で完成を図るため、財政投融資の活用など予算措置を行うこと。残る区間（舞鶴西〜舞鶴東間、若狭上中〜三方五湖スマートＩＣ間、若狭三方〜敦賀間）を事故防止等の観点から早期に４車線化を図ること。大型車による物流の需要増加に対応するため、大型車向けの駐車場を増設すること。
　地元建設事業者の受注機会の拡大では、工事発注において、地元の中小建設業者や測量・調査・設計業者の入札参加機会を確保するとともに、県産品の活用を促進すること。下請業者には、地元建設事業者を優先的に採用するよう、受注者に強く要請することを明記。