全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

　荒川下流河川事務所は２日、埼玉県戸田市内の笹目橋〜戸田橋において複数の大型産業用ドローン同時飛行時の動態管理実証実験を行った。飛行計画などの策定やドローンオペレーションは、ｅロボティクス茨城と環境ロボティクス協会が担当。また、無人航空機運航管理システム（ＵＴＭ）の運用を福島ロボットテストフィールドが担った。
　本実証実験で使用したのは、物資輸送ドローンとメガフォン付きドローン、固定翼型水上ドローンの３機。
　当日は、荒川下流河川事務所の災害対策室を管制室に見立て、福島ロボットテストフィールドが所有し、日立製作所が技術支援している無人航空機運航管理システムを利用した動態管理の状況を実験した。
　また、ビデオカメラで撮影する現場の作業状況、ドローン搭載のＬＴＥカメラからの映像をモニターに投影しての情報共有なども試した。
　同事務所では、全国初の「河川上空利用ルール」の策定に向けて実証実験を実施。実験で得られた知見や課題をもとにして７日に意見交換会を行う計画だ。