北海道建設新聞社
2023/03/06
【北海道】藻岩山スキー場市民ロッジ、建て替えを検討
札幌市建設局の鈴木浩二みどりの管理担当部長は3日、南区の藻岩山スキー場にある市民ロッジについて、建て替えなどの検討が必要との認識を示した。スキー場全体の一体運営を含めて今後の在り方を検討し、建て替え手法などを幅広く議論する方針だ。
同日の市議会第2部予算特別委員会で村上ゆうこ(民主市民連合)、千葉なおこ(共産党)両氏の質問に答えた。
南区藻岩下1991に位置する藻岩山スキー場北斜面にある現市民ロッジはSRC造、地下1地上2階、延べ1807m²の規模。1975年に建設し、79年に延べ478m²を増築した。食堂や売店、レンタルスキーコーナーなどを備えたスキー場の拠点施設となっている。
市民ロッジはみどりの推進部が所有し、札幌振興公社が運営。リフト・駐車場の運営、ゲレンデ管理をりんゆう観光が担っている。
鈴木部長は2016年のアンケート結果に関し「利用者の満足度は高く、一定の評価は得ている。しかし、老朽化が進み、トイレの不足、休む場所が足りないなど利用者ニーズに応えられていない部分があり、建て替えなどの検討が必要な状況だ」とした。
管理・運営に携わる関係者で課題共有を含め意見交換を進めていることを明かし、スキー場の一体運営を含め今後の在り方を検討するとした。建て替え主体についても市に限らず幅広に検討する意向を示した。