県が23・24年度に発注する建設工事の次期格付け作業が急ピッチで進んでいる。県土整備部は「今月中旬ごろに決定したい」(県土総務課)と話しており、格付け外工種と合わせ3月中ごろをめどに各社認定通知する。
23年度当初の入札参加資格審査には、県内846社が申請。同部は2月に技術者の在籍状況やISOの取得状況、工事成績、加点研修の内容について確認を求めており、近く土木、建築など7工種を格付け。格付け外30数工種と合わせて有資格者を認定する。
主な格付け工種の申請者数は▼土木一般428▼建築一般242▼アスファルト65▼電気工事118▼管工事213▼造園工事53―。定数制のある土木一般はA級100、B級140、建築一般はA級35―を上位から選定する。
また、格付けの決定に合わせて、同部は23年度に運用する総合評価の各工種、クラス「受注額」分母の生産指標額、「企業経営(P点)」などの上限値を設定。認定通知とセットで生産指標額を各社に照会し、県工事平均受注額とのいずれかに選択を求める。
同部では次期格付けとともに総合評価の各社数値をまとめた上で、4月1日から新しい入札管理システムを運用する。
日刊建設工業新聞