日本工業経済新聞社(埼玉)
2023/03/06
【埼玉】八潮市 鶴ケ曽根体育館増築を24年4月発注目指す
八潮市は鶴ケ曽根体育館の増築について、2024年4月の工事発注を目指して施工詳細を検討する。文化スポーツセンターの施設利用を停止したことに伴い、鶴ケ曽根体育館を増築することで市民が運動を行える場所を確保する計画。基本・実施設計は松下設計(さいたま市、電話048−840−4118)が担当。12月ごろ仕様をまとめ、24年度末までに工事を終える流れを目指す。
鶴ケ曽根体育館(鶴ケ曽根1535−1)はRC造2階建て、延べ床面積2153uの規模を有し、01年に竣工した。新たにS造平屋、床面積700u程度の施設を増築する計画となる。施設機能としては軽運動室、多目的室、トレーニング室などを設ける想定で、設計で詳細を詰める。
文化スポーツセンター(八潮3−31)の規模はRC造2階建て、延べ床面積4637u。施設の耐震性不足が確認されているほか、22年3月には非常用発電設備の不調が判明。併設するだいばら児童館と合わせて施設利用を停止しており、市民が利用できるスポーツ環境の整備が必要となっていた。