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日刊建設タイムズ社
2023/03/06

【千葉】51階建て住宅棟など/県内で最も高い建築物に/船橋市 西武船橋店跡地

 船橋市の2月22日の第1回定例議会一般質問において、小平奈緒議員(架け橋)と朝倉幹晴議員(市民民主連合)が、大和ハウス工業鞄結椁{店による西武船橋店跡地の開発について質問した。宗意正之・都市計画部長は、51階建て、住戸数約670戸、駐車台数約200台、駐輪台数約680台の住宅棟と、6階建て、駐車台数約90台、駐輪台数約200台の商業・事務所棟が計画され、住宅棟が完成した際は「県内で最も高い建物になる」とした。商業・事務所棟は3階までを商業施設、4〜6階を事務所とすることが予定されている。
 西武船橋店は、船橋市本町1―2―1に所在し、2018年2月28日に閉店した。その後、跡地1803・71uと建物を大和ハウス工業鰍ノ約30億円で譲渡。現地では樺キ谷工コーポレーションが24年9月30日までの工期で解体工事を進めている。
 2月6日に開催した第146回都市計画審議会では、旧・西武船橋店がある本町1丁目特定街区について、当該開発行為に伴い、容積率900%、高さの最高限度を高層部200m、中層部20m・40m、低層部10mに変更すると報告。商業地として市街地の再構築を目指し、都市機能の更新を図る方針だ。
 大和ハウス工業鰍ヘ、回遊性の向上を本町1丁目特定街区の整備方針に掲げ、船橋フェイスと接続するペデストリアンデッキを架設するほか、シャポー船橋南館の既存デッキを計画建物と接続。歩車分離の動線により安心・安全な歩行者空間を創出し、駅前の連続性を形成することで、回遊と交流を促進。また、道路からのセットバック、空き地を確保するほか、シェアサイクルスペースを整備する。
 防災面に関しては、市内全域の円滑な消防活動を推進するため、住宅棟屋上に市消防局と連動した防災高所カメラを設置する。また、帰宅困難者の一時的な滞在が可能となる地域用防災備蓄倉庫、マンホールトイレ、非常用コンセントなどを整備する。市は、住宅棟の一部において約400人の帰宅困難者を一時的に受け入れることが可能となるよう、大和ハウス工業鰍ニ協定を締結する方針。
 今後は、7月に公聴会を開催し、9月に特定街区の変更案を縦覧に供する。11月に都市計画審議会および県知事への協議を行い、12月の都市計画決定告示を目指す。k_times_comをフォローしましょう
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