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建通新聞社四国
2023/03/03

【徳島】県 新武道館整備基本構想案まとめ

 徳島県は、「県立新武道館整備」の基本構想案をまとめた。建設予定地を徳島東工業高校跡地とし、プロバスケットボールリーグのBリーグが設定する「バスケットボール試合で5000席以上」の条件を盛り込んだ。2023年度に基本計画策定作業を開始し、民間活力導入の可能性を含めて効果的・効率的な事業手法を検討する。
 Bリーグでは26〜27シーズン以降、新たなライセンス制度として、B1リーグに参戦するには5000席以上のアリーナ基準を満たした施設をホームアリーナとて設定。現在、県内にこの条件の施設がなく、新武道館はB1リーグに参入のできる建物を目指すことにした。
 メインアリーナは、主道場としても使え、武道や各種競技の全国大会ができる施設とする。サブアリーナは副道場として、同じく武道や各種競技の全国大会の開催が可能とし、平時はさまざまなスポーツ活動ができる施設とする。
 剣道場は稽古や小規模な大会が開催できる施設、弓道場は稽古や県大会と四国大会が開催できる施設に加え、近的と遠的競技それぞれに対応した施設とする。
 基本構想案では、今後の課題として、多様な利用ができる建物形式、配置計画、土地活用の面積、必要な機能、設備を検討する必要があるとしている。また、新武道館の規模などを踏まえて、既存施設の機能集約など今後の在り方の検討も必要としている。
 徳島東工業高校跡地は現在、イオンモール徳島第2駐車場として使用されている。所在地は徳島市大和町2、末広2。土地は徳島県が8875平方b、徳島市が1万9882平方bを所有し、合計で2万8757平方b。近隣商業地域で建ぺい率80%、容積率200%。
提供:建通新聞社