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　東北地方整備局北上川下流河川事務所は、「吉田川中流部遊水地概略設計業務」の委託者選定へ簡易公募型（拡大型）プロポーザルを行い、１日付で建設技術研究所を特定した。今後、見積もり合わせを行い月内に契約する。
　令和元年東日本台風などを踏まえ昨年９月に変更した「鳴瀬川水系河川整備計画」に基づき、鳴瀬川水系吉田川の中流部に遊水地を新設する。整備予定地は、吉田川・善川・竹林川との合流地点付近から鳴瀬川と並行する地点付近にかけての中流部から選定する。東日本台風と同規模の洪水でも中流部のピーク水位が計画高水位以下にするため、湛水容量は７００万立方�b程度を想定する。
　業務概要は計画準備、築堤概略設計、構造物概略設計、水路系統検討、水理解析、報告書作成の各一式で、概算事業費の算出も行う。履行期間は12月22日。
　また、同事務所は同じく「鳴瀬川水系水害対策検討業務」の簡易プロポを行い、建設技術研究所を特定した。
　本業務では鳴瀬川水系および高城川水系を対象に、流域治水を前提とした水害対策とその推進方策を検討する。
　業務内容は、計画準備、資料収集整理、流域水害対策計画の検討、流域水害対策協議会等の資料作成、流域水害対策協議会等の運営補助、報告書作成の各一式。履行期間は12月22日。

　提供：建設新聞社