ゴム製品やプラスチック製品などを製造・販売するバルカー(東京都品川区大崎2ノ1ノ1)は、新工場の整備に向け、田原市内の土地約1万1500平方bを取得したことを明らかにした。開発と運営は、同社の子会社であるバルカーメタルテクノロジー(新城市)が担う。7月の着工を目指し、今後は設計者と施工者の選定に入るとしている。
新工場の計画規模は、鉄骨造平屋約5500平方b。半導体の工場で使用する薬液の保存などに用いられる、機能樹脂特殊タンク製品(フッ素樹脂ライニングタンク)などを製造する。新工場を建設することで生産能力の拡大を図り、国内の先端産業市場の将来的な成長に備える考え。
名称は「バルカーメタルテクノロジー田原工場(仮)」。完成と稼働開始は2025年1月を予定している。新工場の建設地の詳細や、生産能力などについて、バルカーは回答を控えている。
提供:建通新聞社