徳島県は、県立3病院(中央病院、三好病院、海部病院)の病院事業経営強化計画「県立病院経営強化プラン」をまとめた。三好病院の新外来棟の整備で2024年度に基本計画を策定し、海部病院職員公舎の事業化検討を23年度に行う予定。
計画期間は23〜27年度の5年間。三好病院では25年に高度急性期の病床を10床から45床へ増床、回復期をゼロから48床に増床する一方、急性期を196床から113床へ減床する。中央病院と海部病院の病床数は20年度と同じとする。
感染症への対応力を向上する中で、中央病院のER棟整備とともに、24年度に三好病院新外来棟整備の基本計画を策定するスケジュールを示した。中央病院の本館棟改修は25年度完了とし、海部病院の職員公舎は事業手法を含めて、23年度にも事業化を検討する。
また県立3病院の施設と設備は、適正管理と整備費抑制の方針から、病院施設長寿命化計画に基づき、外壁補修、屋上防水、設備機器の更新を計画的に進める。維持管理費を抑制するため、整備内容や発注方法を、先進事例を参考に十分に検討する。
現在の病院事業経営強化計画(第2期)は25年度までの計画期間だったが3月末で廃止する。
提供:建通新聞社