富山市は、老朽化が進む婦負斎場の再整備に向け、3月補正予算案に関連費1100万円を計上した。内訳はアスベストおよびダイオキシン類調査業務委託費330万円、耐震診断業務委託費495万円、基本設計業務委託費275万円。
昨年、婦負斎場(八尾町三田地内)の火葬炉で点検を実施したところ、設置から40年以上経過した煉瓦式火葬炉が経年劣化により、天井部分や側壁部分に亀裂といった損傷が著しく、火葬ができなくなる可能性があると指摘された。このため1日から休止した。
再整備では、将来の火葬件数増加に備えて新型炉導入や告別室、拾骨室をリノベーション。2023年度に現斎場のアスベストおよびダイオキシン類調査と耐震診断、再整備の基本設計、24年度に建物と火葬炉の実施設計、耐震補強が必要となった場合の設計、25年度に建物工事と火葬炉設置を行い、26年度の供用開始を目指す。