建通新聞社
2023/03/01
【大阪】茨木市 投資的経費は微増 2023年度当初予算案
茨木市は2月22日、総額1913億2090万4000円の2023年度当初予算案を発表した。前年度当初と比べ3・8%増となった。一般会計は1112億円で同3・3%増。そのうち、投資的経費には、公共施設の機能再配置に伴う合同庁舎・市民総合センターの改修工事費など同1・5%増の181億8000万円を計上した。
公共施設の再編に向けた合同庁舎の改修工事には、23〜24年度の2カ年で継続費5億3864万2000円を設定した。庁舎の間取りの変更や、各フロアの用途変更に伴う内装の改修、トイレの洋式・乾式化、照明のLED化、外構工事などを行う。工期は11月〜24年8月ごろを想定している。合同庁舎の規模は、鉄筋コンクリート造地下1階地上7階建て延べ6569平方b。
市民総合センターの改修には2億7946万円の事業費を計上した。内部のレイアウトの改修工事に23〜24年度の2カ年で継続費1億6652万7000円を設定。夏ごろに発注し、秋以降に着工する。同時期に外壁改修工事も発注する予定。同センターの規模は鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上5階建て延べ1万0614平方b。
〜第二期整備エリア検討、元茨木川緑地のコンサル業務など〜
市民会館跡地の第二期整備エリアの活用に向けた検討には、24〜25年度の2カ年で限度額1375万円の債務負担行為を設定した。22年9月に策定した基本計画を基に、公募設置管理制度(Park−PFI)を活用した整備を予定。それに向けた条件整理や民間企業の参入意向調査、事業者選定の支援などを行う。発注方法は公募型プロポーザルを予定しているが、時期は未定。
元茨木川緑地リ・デザインの推進事業には1億6266万円の事業費を配分。次期整備の方向性を決めるための社会実験などの業務を夏ごろに公募型プロポーザル方式で発注する。その他、玉櫛コミュニティセンターなど公共施設の長寿命化に事業費5億6234万9000円、阪急茨木市駅周辺駐車場の再編に事業費4億3383万8000円をそれぞれ充てた。