トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

日本工業経済新聞社(埼玉)
2023/03/01

【埼玉】県/さいたまスーパーアリーナ等整備/大規模改修へ実施設計

 県はJRさいたま新都心駅付近のさいたまスーパーアリーナ、けやきひろばの価値向上と計画的修繕のために総額18億4286万5000円を2023年度予算から投じる見立てだ。中でも大規模改修を検討しているスーパーアリーナは、実施設計を来年度委託して、早ければ24年度にも工事を発注する。改修と並行し、県外の競合施設との競争力強化を見据えたハード・ソフト両面の新たな基本計画の検討にも来年度乗り出す。
 スーパーアリーナと、けやきひろばの管理運営等事業には18億3166万円を充て、一部をスーパーアリーナの大規模改修に関する実施設計の経費とする。本年度着手した基本設計の委託手続き(22年6月公告・同8月開札)などを参考に、実施設計の契約スケジュールを決める。
 基本設計では、建築(特定天井・外部金属建具・防水)、電気設備(電気室・音響設備・エレベーター・エスカレーター)、機械設備(熱源・空調・換気・空調・水中ポンプ)、各可動機構などの更新を検討している。日建設計(千代田区、電話03−5226−3030)が基本設計の受託者。
 23年度に実施設計がまとまれば、24年度以降の工事発注・施工を見据えている。
 こうした改修計画とは別に、スーパーアリーナの将来的な魅力向上を狙った基本計画の検討を開始する。23年度前半には委託手続きを行いたい考え。予算額は1120万5000円。
 現状の利用者ニーズ、競合する県外施設の動向などを調べ、スーパーアリーナの強みを一段と生かすハード・ソフト両面の計画を23年度末までに取りまとめる。今ある施設内空間をより訴求力のある形に有効活用する可能性などを整理するとみられる。
 スーパーアリーナは、S造一部SRC造RC造地下1階地上7階(塔屋2階)建て、延べ床面積13万2397・75uの規模。敷地面積が4万5007u。