平井伸治知事は日野川東岸道路の南側延伸について、高規格道路・米子―境港間と調整の上、将来的に考える意向を示した。開会中の2月定例会本会議で、内田隆嗣議員(自民党)の一般質問に答えた。
同時に平井知事は「まずは国道9号と国道431号の間の事業進ちょくをしっかり図っていく」と述べ、当面は現計画区間の整備を優先する考えを説明した。
東岸道路は、日吉津村役場や小学校前を走る現道の安全性を高めるため、県道日吉津伯耆大山停車場線として日野川右岸の堤防を利用してバイパス化する。国道9号から国道431号を結ぶ計画延長は1900b。
現在は地元で用地交渉が進んでおり、来年度にかけてバイパス内の交差点や構造物の具体的な設計に入る。
東岸道路の国道9号タッチから南側については、県が早期事業化を要望中の高規格道路・米子―境港間のルートと交差することが想定され、平井知事は「新しい道路ネットワークの中で将来的に考えていくことになる」と述べた。
日刊建設工業新聞