九州防衛局熊本防衛支局は27日、馬毛島基地(仮称)に外来隊舎や格納庫等を整備するため一般競争入札の実施要領を9件公告した。参加資格のうち建築は単体またはJVの代表者は1200点以上。発注見通しによると、工事規模は全体で数百億円程度の投資が見込まれている。
工事概要のうち、外来隊舎等新設はA(RC造3階建約8100u)とB(同2階建約6100u)、受電・発電機室(同平屋建て約2600u)、ごみ置場(同平屋建て約9u)が対象。コンクリート約1万3000m3、鉄筋約1300t、鉄骨約180t、ガラス約1100u等を使用する。工期は25年4月30日(受電・発電機室新設は24年10月31日)まで。
格納庫等新設はA(S造平屋建て一部RC造2階約6100u)と車両整備工場(S造平屋建て約3500u)、油脂庫(同約60u)、航空灯火鉄塔(S造高さ約30m)の整備に、コンクリート約9400m3、鉄筋約890t、鉄骨約1300t、ガラス約320u等を使用する。工期は2025年4月30日まで。
建築一式の共通事項は単体かJVの代表者は1200点以上で構成員は830点以上。このほか、資料提出と入札等の手続きは紙により行う。
燃料貯蔵施設は土木工事で切土約4万6000m3、盛土約3万3000m3を実施し、地中式燃料タンク2基(4500klと4000kl)と地上式燃料タンク(135kl×2基)、泡消火設備等を設置する。
燃料施設新設機械その他では配管(約7700m)と縦軸ポンプ10基、構内配電線路は約10km布設する。
今後のスケジュールは、全案件とも申請書・技術資料等を3月20日まで受け付け、4月27日4件と28日5件に分けて開札する。