瀬戸内市は、庁舎再編事業や新火葬場事業、国府小学校大規模改修事業などの事業費を盛り込む2023年度当初予算案をまとめた。投資的経費は行幸小学校大規模改修事業完了などにより、前年度比2・3%減の47億9320万円となった。一般会計は2・4%増の230億4127万円、全会計の総額は0・1%減の405億5792万円となっている。
23年度予算編成は、財政健全化を基本とし、持続可能で自立性の高い財政運営基盤の確立を図る編成とした。
建設関連では、現在事業を進めている庁舎再編事業の23年度整備分として、6億2228万円を計上している。教育・文化面の予算には、国府小学校大規模改修事業費に6億4677万円、小・中学校、幼稚園のトイレ環境整備費に1億5026万円、邑久学校給食調理場増築改修費に4億1345万円を配分した。
邑久スポーツ公園改修事業費8900万円、中央公民館改修事業費に7598万円、備前長船刀剣博物館の駐車場整備と周辺の道路整備に係る事業費1億2223万円を計上している。
福祉面では、ゆめトピア長船周辺に全天候型のこどもパークを整備する事業費3139万円を盛り込んでいる。
社会資本整備面では、業務のデジタル化や文書ジムの電子化などを行う情報管理運営事業費1億6752万円、都市計画制度導入事業費2027万円、新火葬場整備事業費7億2452万円を計上。
住宅用太陽光発電設備や蓄電池設置への助成や公共施設に太陽光発電設備やEVスタンドなどを設置する事業費に2億0216万円、クリーンセンターかもめ施設集約化事業費に1254万円、JR赤穂線の邑久駅、長船駅、大富駅のトイレや駅前広場などを整備する事業費に2億8320万円を投じる。市道整備事業費8億3154万円、邑久地域3団地集約建て替えに伴う、基本・実施設計費4535万円、消防指令センターのシステム更新設計を含む消防施設整備事業費9281万円を充てる。
産業・観光面では、耕作放棄地解消事業費490万円、農業用施設などを整備する事業費2億3294万円、地域ビジネス支援センター基本設計委託費2200万円、第2宮下団地整備事業費5091万円を計上した。
「
提供:建通新聞社」