県土整備部は2月28日、設計積算に使用する「土木工事実施設計単価」を一部改正(3月単価)した。23年度の「公共工事設計労務単価」と「設計業務委託等技術者単価」と合わせ、10日以降の調達公告から適用する。
実施設計単価は建設物価調査会の月例報告による実勢単価、「建設物価(3月号)」をもとに設定。主な変動資材は、コンクリート型枠用塗装合板が1枚当たり50円下落(変動率マイナス2・0%)、ストレートアスファルトは1d当たり3000円下落(同マイナス2・9%)。スクラップ鉄くずは1d当たりの売却単価が2000円上昇(同5・1%)する。
また、環境テクノサービス・鳥取改良土センターの再生土を新規掲載。同時に土質改良プラント残土受け入れ地に同センター(鳥取市細見)を追加し、残土投棄料を設定した。このほかアスファルトコンクリート塊再資源化施設に大正(八頭町山上)を追加した。
一方、労務単価は交通誘導警備員Aが1100円増(7・5%)、同Bが900円増(8・0%)、軽作業員が800円増(6・1%)など、主要12職種平均で前年度比4・3%の増。調査設計業務に適用する技術者単価は、全職種平均5・4%増の4万4455円となった。新単価は新年度を待つことなく、10日以降に適用する。
併せて同部は、労務単価と技術者単価に特例措置を講じる。旧単価を使用して積算し、今1日以降に契約した工事・業務の変更契約に応じる。変更協議の請求は4月28日まで。
日刊建設工業新聞