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建通新聞社(神奈川)
2023/03/02

【神奈川】横浜市 上永谷駅をリニューアルへ

 横浜市交通局は、市営地下鉄ブルーライン「上永谷駅」をリニューアルする。ホーム上屋の改修や給排水設備の更新などの建築工事に向け、2023年度第1四半期に基本計画を、第4四半期に基本設計を外部委託する。順調なら24年〜25年に実施設計、25〜27年度の3カ年で工事を行う計画だ。駅構造物の耐震補強も併せて行い、建築と土木を一括で発注するか検討している。駅空間を快適にするとともに、職員の執務環境を改善する。別途、上永谷駅の電気室も更新する。23年度に基本設計、24年度に実施設計、25〜26年度に工事を行う予定でいる。
 上永谷駅は地上駅で、規模は鉄筋コンクリート造3階建て延べ5224平方b。ホームの延長は約120bで、島式2面4線。
 鉄板屋根が老朽化により腐食し雨漏りが発生しているため、全面的に架け替える。利用者と駅職員用トイレを改修する他、2階コンコース階や1階のバックヤードにある職員用の仮眠室や浴室も配置替えして改修し、女性職員用の施設も設ける。
 17年度に「上永谷駅上屋変更計画業務委託」を復建エンジニヤリング横浜事務所(横浜市磯子区)に委託し、リニューアルに向けた調査を実施した。
 その後、上大岡駅でリニューアルを優先して行い、23年度中の完了が見えてきたことから、上永谷駅のリニューアル事業に本格着手することとした。
 
〜耐震補強も実施〜
 
 耐震補強は、駅を含む延長175b区間の高架橋の柱44本を対象に▽鋼板巻き立て▽リブバー▽1面補強―のいずれかの工法で施工する。
 耐震診断は13年度に「横浜市営地下鉄ブルーライン耐震診断設計委託」を鉄道総合技術研究所(東京都国分寺市)に、耐震設計は18年度に「平成30年度RC柱補強設計委託」を復建調査設計横浜事務所(横浜市中区)に委託した。
 所在地は港南区丸山台1ノ1ノ1。
提供:建通新聞社