日本工業経済新聞社(群馬)
2023/02/27
【群馬】玉村町が2023年度当初予算案を公表
玉村町(石川眞男町長)は27日、2023年度当初予算案を明らかにした。建設関連としては中学校トイレ改修工事費に1億2898万6000円を計上。南中学校のトイレを洋式化する。また、町道3041号線の道路改良事業1001万円では道路詳細設計などを行い、着工に向けた準備を進める。このほか、消防団南分団詰所建設工事7439万7000円、新産業団地構想調査事業1185万8000円などを充てた。
石川町長は会見で「未来を展望し、新たな一歩を踏み出す予算として編成した」と説明。一般会計総額は対前年度比1・1%減の115億6000万円。普通建設事業費を同19・5%減の7億1289万2000円とした。普通建設事業費の減少は、高崎玉村SIC北産業団地の整備に伴う交差点改良事業負担金の減額を主な要因としている。
南中学校(上之手1748)のトイレ改修は、男女トイレ各6カ所と多目的トイレ1カ所が対象。便器の洋式化に加え、床の乾式化や配管更新などを予定している。また、芝根小学校(飯倉39)でもトイレ改修を計画。設計委託料として105万6000円を充てている。23年度に設計を作成し、24〜25年度の2カ年にかけて工事を行いたい考え。
町道3041号線の整備事業は、上陽小学校の南門から北部公園までの約180m区間で、歩道新設を含む道路改良を計画しているもの。23年度は道路詳細設計や路線測量、用地測量などに着手する。着工時期については、25年度を目指している。
南分団詰所は、第3分団と第4分団を統合するもの。上之手地内にある社会体育館の敷地内へ新たな施設を建設する。規模はS造2階建て、延べ床面積111uを想定。詰所本体に加え、プレハブの車庫やホース乾燥塔なども設置する計画。
新産業団地の構想調査は、現在の東部工業団地の北東部約22・7haで行っている基本調査を具体化させるもの。23年度に調査・検討を行い、基本計画の策定を目指している。
この他の建設関連予算としては◇雨水管理総合計画対象区域検討業務委託料=450万円◇道の駅玉村宿駐車場拡張事業=6050万円◇高崎玉村スマートIC周辺町づくり事業2235万円◇小中学校LED化推進事業385万8000円◇地域防災計画改訂事業=529万5000円――などがあげられている。