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　富山県議会２月定例会は２４日開会し、新田八朗知事が提案理由説明を行った。
　まず、前年度と同程度の規模を確保した一般会計予算について、「エネルギー価格・物価高騰対策や新型コロナ対策など県民の暮らしを守るために必要な予算を盛り込むとともに、こども政策をはじめとした未来づくりに積極的に投資する」と説明した上で、「コロナ禍を乗り越え、より良い富山県をつくるために果敢に取り組む予算」と位置づけた。
　子育て支援では、「こどもまんなか共生社会」の実現を目指すとした。富山児童相談所については、「関係機関との連携による機能強化を図り、相談所の移転新築、子どもたちの心のケアを担う児童心理治療施設の整備を進める」と述べた。
　産学官連携によるデジタル化の推進では、新たなＤＸ推進計画の策定、建設企業が行うＩＣＴ機器やクラウドサービス等の導入支援を挙げた。県立大学の情報工学部（仮称）の２０２４年度開設に向け、「新学部棟整備の実施設計や学生募集を進める」とし、ＤＸ人材の育成を図るとした。
　カーボンニュートラル推進に向け、「省エネ住宅の富山型ウェルビーイング住宅の性能や推進方策を検討する」との考えを示した。