日本工業経済新聞社(埼玉)
2023/02/24
【埼玉】狭山市 2023年度当初予算を公表
狭山市(小谷野剛市長)は2023年度当初予算案を公表した。一般会計総額は前年度比2・7%増の495億1600万円、普通建設事業費が同7・9%増の38億9980万5000円となった。中学校2校の施設改修工事費に計7億5592万6000円を計上。水道事業会計では笹井配水場耐震等改修事業に23〜25年度を期間とする8億8400万円の債務負担行為を設定した。
長寿命化計画に基づく中学校の改修事業では、入間野中(北入曽1028−1)、中央中(入間川1752−1)の2校で内外装の修繕工を行う。内訳は外装改修工が入間野中2億8047万円、中央中2億4919万3000円。内装改修工は入間野中1億1981万2000円、中央中1億645万1000円。
学校の夏休み期間に施工するため、4〜5月にも工事を公告し、6月議会に契約議案を諮る構え。発注件数や工期を具体化している段階。23年度内の工事完了が目標。
設計は入間野中を斉藤出建築設計室(川越市、рO49−241−0107)が、中央中を綜企画設計埼玉支店(さいたま市、рO48−631−0023)が本年度受託した。
また、23年度は柏原中(柏原2520−11)校舎と、入間野中・中央中の体育館の改修設計にも着手する。設計委託費に計1971万2000円を確保した。
水道事業会計では、笹井配水場(笹井719)の耐震などの改修工事費を債務負担行為に設定。4月以降できるだけ早期に工事を公告したい考え。日水コン埼玉事務所(さいたま市、рO48−836−3301)が21年度より設計を進めている。
笹井配水場は1997年3月に創設。配水池の規模はPC造、自然流下方式、貯水容量1万3800m3となっている。
このほか、西武入曽駅東西自由通路等の整備と橋上駅舎化に伴う整備事業負担金として、2023〜25年度を期間とする債務負担行為36億3472万円を設定した。
企業・特別会計を合わせた総額は前年度比2・8%増の804億8486万7000円となる。