日本工業経済新聞社(埼玉)
2023/02/27
【埼玉】鶴ヶ島市 2023年度当初予算案を公表
鶴ヶ島市(齊藤芳久市長)は2023年度当初予算案を明らかにした。一般会計総額は前年度比2・8%増の226億1000万円で、2年連続して過去最大規模となっている。普通建設事業費も前年度比26・9%増の8億7740万6000円と大幅な増額となった。杉下小学校の屋上・外壁改修工事費に2億1015万5000円を計上したほか、鶴ヶ島中学校施設改修事業には2カ年継続費計5446万2000円を設定する。
23年度は、20〜24年度までを期間とする前期基本計画の4年目に当たる。22年度に引き続き、市民の健康・暮らしを守る「支援の継続」、計画事業を推進する「躍進」、社会情勢の変化に対応する「構造の転換」の3方針を主軸として予算編成に取り組んだ。
杉下小(五味ケ谷251)では防水機能の劣化に対応し、外壁と屋上防水の改修工事を行う。学校の夏休み期間を中心に施工するため、4月中旬にも工事を公告、6月議会に契約議案を諮る想定。また、新町小(新町4−25−1)でも同様の改修工事を24年度以降に予定する。設計は2校とも見沢工務所(所沢市、04−2993−2171)が本年度までにまとめている。
西中(下新田266)との統合・再編を計画している鶴ヶ島中(脚折1868−5)は、現校舎を改修した上で統合校の校舎として利用する。校舎の改修設計委託費に2カ年継続費(23年度1633万9000円、24年度3812万3000円)を、グラウンド改修設計委託費へ385万円を盛り込んだ。校舎の設計委託の履行期間は2カ年となる見通し。
27年度の新校開設に向け、23年度序盤にもそれぞれ設計委託したい考え。校舎分はプロポーザルでの委託も視野に検討している。グラウンド分は指名競争入札での発注を見込む。
このほか、災害発生時の避難所となる学校体育館に空調設備を設置するため、設計委託・工事費合わせて7032万6000円を充てる。
企業・特別会計を合わせた予算総額は、前年度比2・2%増の355億508万4000円。