新居浜市は、総合運動公園の候補地を観音原町のグリーンフィールド新居浜南側一帯に選定し、概算事業費を217億7400万円とする基本計画案を取りまとめた。2023年度から整備スケジュールの策定に着手し、都市計画決定などに向けた調整や手続きを行っていく。
候補地は、アンケートによる要望などのを考慮した結果、基本構想で示された観音原町の敷地約186fのうちグリーンフィールド新居浜(サッカー場)の南側に隣接する一帯を選定した。主要施設として総合体育館、弓道場、陸上競技場、野球場、合宿施設、ジョギングコースなどを整備する。
想定している施設概要は、総合体育館が延べ床面積1万6500平方b、4000〜5000人の観客席。弓道場は全日本弓道連盟の弓道競技規則に準拠した、近的的場(28b)と遠的的場(60b)。陸上競技場は、日本陸上競技連盟規則第2種公認とインフィールドでのサッカーやラグビーの公式寸法とする。野球場は、日本野球機構公認野球規則、プロフェッショナル野球クラブ施設規模に準拠した、左右両翼約99b、中堅約121bの施設とし、観客席約8000人、外野芝生席などを設ける。合宿施設は収容人数約50人。ジョギングコースは、公園や外周部を利用し、1周920b、幅員3bなどとする。
概算事業費217億7400万円の内訳は、調査設計費10億8400万円、用地取得費9億5300万円、造成費50億3600万円、外構整備費33億8200万円。各施設整備費は、総合体育館が61億8500万円、弓道場が2億7600万円、陸上競技場が15億7900万円、野球場が18億4200万円、ナイター照明が7億9000万円、宿泊施設が5億1100万円、管理事務所が1億3600万円。
提供:建通新聞社