徳島市は3月6日開会の市議会定例会に上程する2023年度当初予算案をまとめた。一般会計の総額は前年度当初比1・3%増の1077億1000万円で、過去最大だった前年度を上回った。新町西地区市街地再開発支援費などを計上する投資的経費は20・3%増の106億1592万円。学校施設整備費で富田・城西中学校改修工事費と川内・国府中学校改修設計費などに計9億4928万円、富田認定こども園整備事業に2459万円を計上し24年度までの債務負担行為限度額11億6000万円を設定している。
普通建設事業費の内訳は補助事業が75・3%増の52億9201万円、単独事業が8・4%減の52億3091万円。受託事業が6300万円、災害復旧事業が3000万円。
市が単独整備する方針を打ち出した一般廃棄物中間処理施設の整備費は9832万円を計上した。マリンピア沖洲を予定地に、23年度に基本設計や環境アセスメント手続き、敷地造成に向けた地質調査に着手する。私立保育施設など教育保育補助費に6億1751万円を計上、助任なかよし認定こども園、城南認定こども園の整備へ補助する。
新町西地区市街地再開発事業は事業主体である組合の支援経費に27億9569万円を充てる。
旧文化センター跡地整備で市有施設の地下構造物撤去費の負担に伴い3億0920万円を計上。庁舎災害対応機能強化の1億0704万円は実施設計技術協力と施工に充てる。
道路メンテナンス事業の橋梁長寿命化と耐震化工事には2億7500万円、生活関連単独事業は道路橋梁、河川、排水、農地施設に21億0289万円を配分する。
また、上水道事業で局舎整備事業(工事中)に21億4986万円、中前川防災倉庫整備に2億6613万円、中前川耐震性貯水槽整備に1億2000万円、西覚円取水場非常用発電設備設置に3億円を計上。雨水対策で都市下水路ポンプ場改築に4億5900万円を投じる。
提供:建通新聞社