観音寺市は、「地球温暖化対策実行計画案」をまとめた。市有施設への太陽光発電導入や歩行者・自転車環境の整備などの方針を示しており、2023年度からの施策に反映する。
同計画は、2050年までに脱炭素社会を実現するため、地域特性などを基にした具体的な取り組みをまとめたもの。計画期間は23〜30年度。
設備関連の取り組みとして、市有施設への太陽光発電の導入に向け、PPAモデルやリースの活用について調査・検討を行う。加えて、市有施設の電化促進として、施設の空調・給湯・厨房設備を電化する。27年度までに市有施設のLED照明導入率35%を目指す。また、市で使用している機器を省エネトップランナー基準やL2Tech製品などに更新する。
インフラ関連については、歩行者や自転車の環境整備として、柞田川右岸線の道路改築工事の実施と広域自転車道の保全・整備を進める。公共施設のEV・FCVインフラ整備を促進するため、EV充電設備の設置可能性調査を行う。
提供:建通新聞社