米子市は同市博労町4丁目で計画する東こども園(仮称)について、2023年度一般会計当初予算案に事業費1億7369万円を計上する。10月に着工を予定するスケジュールを設定。工期は24年10月までの1年間を見込む。
2カ年事業となるため、同予算案に24年度分の事業費8億3360万円も債務負担行為として設定。総額10億0730万円となっており、予算案は27日開会の3月定例市議会に提出する。
概算工事費は建築主体が6億5000万円、設備は機械、電気ともに1億5000万円。他は厨房機器などの備品4000万円など。
新園を巡っては、建設予定地で遺跡が見つかり、発掘調査が必要となったため、市は開所を予定から1年遅れの25年4月にする計画を決定。着工は23年度中とし、具体的な時期は未定としてきた。
市こども総本部によると、4月から文化財の発掘調査に入り、期間は6カ月間を想定。これを踏まえ、建設工事に着手する考えという。
園舎整備は、啓成小学校(米子市博労町4丁目)校舎の改築工事に合わせて予定され、工事内容は鉄骨造2階建て延べ床面積約1585平方bのこども園棟建設など。市で初となる保小連携型の施設整備の一環で、解体する旧校舎の跡地などを活用して建設し、既存の米子市博労町3丁目から移転させる計画となっている。
日刊建設工業新聞