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　館山市は24日開会の第１回定例議会に、２０２３年度当初予算案を上程する。一般会計では、館山中学校について新校舎・武道場の建設工事を継続するとともに、第二体育館建設その他工事に新規着手するため、23億２７５１万５０００円を措置している。都市計画道路船形館山線船形バイパスの整備に向け、電線共同溝予備設計・排水路修正設計委託、道路新設改良工事など１億66万８０００円を盛り込んでいる。下水道事業会計では、鏡ケ浦クリーンセンターに関し、28年度までを期間とするストックマネジメント計画策定業務委託、耐震計画策定業務委託に５７００万円を措置している。
　一般会計の規模は、前年度比10・３％増の２４７億７４００万円。３年連続で２００億円を超えた。普通建設事業費は、同51・５％増の59億６６２２万９０００円。
　歳出予算における主な増額要因は、衛生費の清掃センター基幹的設備改良事業費の増および、教育費の館山中学校整備事業費の増。
　食のまちづくり拠点施設整備に24〜25年度を期間とする限度額９９２万円の債務負担行為を設定。食のまちづくり拠点施設整備におけるアドバイザリー業務について、23年度から複数年にわたり実施する。
　生産拠点漁港市場機能強化事業補助金３億５４７６万円を措置。老朽化による損傷が著しい船形漁港の荷さばき施設の改修事業を支援するもので、23年度は新施設整備および仮設施設解体を行う。建物はＲＣ造２階建て、建築面積１５３８�u。
　リノベーションまちづくり推進事業に、85万８０００円を確保。まちづくりの担い手となる人材の輩出、遊休不動産の活用を図るため、リノベーションまちづくり構想の推進を図る。
　土木費ではそのほか、道路維持補修事業（道路維持補修工事ほか）１億５５１万５０００円、道路新設改良（市道９０５２号線・市道８０１２号線・市道５０２５号線道路整備工事ほか）１億７２２９万２０００円、橋梁整備事業（和田前橋補修設計業務、三福寺橋補修工事）４７２万円、河川等維持事業（普通河川巴川大神宮地区実施設計委託、普通河川茂名川茂名地区など５か所維持工事ほか）８２２８万円、館山駅自由通路等施設整備事業（防水改修工事面積４５０�uほか）７４０万８０００円、雨水排水整備事業（楠見１号排水路ボックスカルバート工・Ｕ型水路工）１億１４０４万８０００円、市営住宅施設改修事業（那古住宅２号棟改修工事）７７１１万８０００円を盛り込んでいる。
　また、交通安全施設整備事業（道路反射鏡・防護柵・路面標示など施設整備工事ほか）１４６７万円、避難所電源設備改修事業（船形小学校、北条小学校、西岬小学校、房南学園）１０２３万４０００円、コミュニティセンター非常用電源設備更新事業（発電出力80kVAに機能強化）４９９７万３０００円、土地家屋等評価（航空写真撮影ほか）２６４９万９０００円、清掃センター定期点検補修事業（焼却施設定期点検補修ほか）２億４６９６万４０００円、最終処分場測量調査業務（一般廃棄物最終処分場面積２ha）４６３万１０００円、最終処分場水処理施設補修事業（炭酸ソーダ自動溶解装置点検整備工事ほか）８８０万円、衛生センター定期点検補修事業（施設周回路舗装補修、消防設備修繕、冷却塔更新ほか）３０４７万円、食のまちづくり拠点施設整備事業（隣接地土地造成・砕石舗装ほか面積４９６２�u、片持式誘導案内看板設置工事、法定外道路拡幅・舗装など工事ほか）５７４７万８０００円、漁港管理事業（下原漁港北防波堤機能保全工事実施設計業務、波左間漁港泊地・坂田漁港泊地など漁港維持工事ほか）１３９１万９０００円、学校施設営繕事業（那古小学校校舎屋上防水改修工事、房南中学校校舎外部建具更新工事ほか）１億21万２０００円を確保している。
　下水道事業会計は、収益的支出が同13・７％増の５億５４０１万４０００円。資本的支出が同９・７％増の５億５４７１万７０００円。
　鏡ケ浦クリーンセンター維持管理業務包括的民間委託事業１億２７１２万７０００円、公共下水道整備事業２３７８万２０００円を計上している。