鳴門市は、実施設計と工事を一括発注するデザインビルド(DB)方式を採用する「文化会館耐震改修事業」で、2023年度当初予算案に関連する事業費1億0125万3000円を計上した。4月にも基本設計業務を、続いてコンストラクション・マネジメント(CM)業務の入札を公告する。これらを年度内にまとめ、DB方式による入札を24年春に公告する。
基本設計は予算8800万円で、改修内容、スケジュールを検討し、事業費を算出する。CM業務は予算330万円でDB発注仕様書作成を行う。これらの業務は23年度中に完了させる。24年度に実施設計を行い、25〜27年度に施工する。工期は20〜23カ月を見込んでいる。
耐震改修する建物は鉄筋コンクリート造一部鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上3階建て延べ7525平方bの規模。1982年完成。休館中の現収容人数1600人(座席1480席)を約1100〜1300席にするとともに、耐震改修を行う。
京都大学工学研究科で作成した耐震改修案では、耐震改修工事費を16億1800万円、大規模設備改修工事費を15億円、その他設備改修費(財源見通しが未確定)を12億5200万円と算出している。
所在地は撫養町南浜字東浜24ノ7。
提供:建通新聞社