日本工業経済新聞社(埼玉)
2023/02/21
【埼玉】川口市は県が計画する屋内水泳場整備と連携する「神根運動場周辺再整備基本計画案」を公表
川口市は、県が計画している屋内50m水泳場整備と連携する「神根運動場周辺整備基本計画案」を公表した。神根公園・神根運動場・同運動場北側用地を合わせた約16・5haの施設機能や配置を再編し、総合運動公園として再整備する考えを示している。神根運動場内に立地する北スポーツセンター・神根公民館については、県側のプール施設と連動する新施設へと建て替える見込みだ。
神根運動場は現在、県が屋内50m水泳場整備を計画中。県の動きと連携し、市が同運動場を総合運動公園として再整備する想定だ。幅広い団体・世代が利用する運動環境、市民が集まる地域交流拠点環境、防災設備などの整備を軸に、施設機能・配置を再検討する。
基本計画では施設機能の配置案として、屋外運動施設・広場をそれぞれ3カ所に集約する考えを示している。屋外運動施設に関しては平場となっている場所を活用。広場には芝生やランニング走路を設ける想定だ。公園内を南北に縦断する園路、東西に横断する園路を整備し、公園内の導線を整理する方針となる。
県の屋内50m水泳場と隣接する場所には、市側が北スポーツセンター・神根西公民館の代替施設を整備する見込み。体育館やトレーニングルームなどの機能を設けることで、県・市の両施設間で機能の連携を図る。
神根運動場周辺が有する運動施設は▽北スポーツセンターソフトボール場▽神根運動場野球場▽同競技場A・B・C▽野球場▽ソフトボール場▽少年ソフトボール場▽青少年野外活動広場――など。北スポーツセンターと神根西公民館は複合施設となっており、施設規模はS造2階建て、延べ床面積4780・4u。