日本工業経済新聞社(埼玉)
2023/02/20
【埼玉】坂戸市 23年度予算案を発表
坂戸市(石川清市長)は、2023年度当初予算案を発表した。一般会計が前年度比4%増の322億5700万円、投資的経費は同0・1%減の16億6368万円となった。旧城山小学校跡地の活用方針案を策定するため、検討支援業務の委託費となる540万6000円を計上した。23年度前半に委託手続きを開始、23年度末までに方針案を取りまとめる。
子育てがしやすい環境整備、自然災害への対応強化、都市基盤整備などに広く配慮した予算編成を目指した。特別会計を合算した総額は、前年度比3・7%増の523億8685万6000円。
旧城山小跡の敷地面積は2万2248・49u。RC造3階建ての校舎3棟(延べ床面積1655u、1189u、1406u)や、S造3階建ての校舎1棟(同726u)、S造2階建ての体育館(同654u)が立つ。これらの利活用や、改築の可能性も見据えた活用方針案を来年度検討する。
21年度のサウンディング型市場調査では、活用提案に▽子育て関連施設▽ペット関連施設▽アウトドア関連施設▽商業施設▽通信制学校▽公共施設の統合――といったアイデアが出ている。
学校施設整備事業には1億492万円を充当する。小中学校の長寿命化計画を更新するほか、千代田小の受水槽改修工事、桜中の外壁等改修工事に向けた両設計などを進める。学校トイレの改修では設計費などに用いる440万円を別途配分する。
道路関係は、関間千代田線整備に10億6299万5000円を投じ、街路築造工事などの進行を図る。
都市公園等整備に対しては4485万3000円を充て、園内灯のLED化、千代田公園のトイレ建て替え工事などを実施する。
公民館施設整備に1億2266万5000円を振り分け、大家公民館の空調設備等改修工事に取り組む見通し。