黒潮町は県立大方高等学校周辺の高台に、県外出身の生徒の寄宿舎と、防災や地域の交流拠点などで構成する教育複合施設を建設する。それに先立ち、実施設計業務を7月の指名競争入札を経て委託する。
施設の規模は鉄筋コンクリート造3階建て延べ900平方b。36人程度の生徒が寄宿舎で生活することを想定している。
また、地域交流や高校の防災学習活動、町の運営する公設塾、災害発生時の避難場所としての利用を検討している。基本設計は鳥設計事務所(四万十市)が担当している。期間は5月末まで。
実施設計を終えた後、2024年に工事を発注し、25年4月に供用を開始するとしている。
大方高校は県外出身の学生が1学年10人程度在籍している。町内在住の他校の生徒や地域の人々との交流拠点をつくり、学校の魅力を高め生徒数を確保することを目的としている。
建設地は大方高校(黒潮町入野5507)の近くの高台。敷地面積は2000平方b。
提供:建通新聞社