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館林市（多田善洋市長）は16日、２０２３年度当初予算案を明らかにした。新規事業としてサイクリングターミナル改修等整備へ４億２００６万８０００円を計上し、市有宿泊施設のつつじが岡パークインの再整備を進める。こども園化の推進については、（仮称）南こども園新築工事に向けて設計業務等に２５７２万９０００円、長良保育園解体工事費に１億４８０万８０００円を盛り込んでいる。
多田市長は「産業支援および街中の活性化などを重点項目として、人口減少対策を推進する予算編成となった」と述べている。
一般会計予算は２９８億１０００万円とし、３億３０００万円の増額、対前年度比１・１％増とした。普通建設事業費は37億１６９３万３０００円を計上し、前年度より７億５３０５万４０００円を増額。対前年度比で25・４％のプラスとなった。
花山地内に位置するサイクリングターミナルの改修等整備事業は設計業務を勝山工務所（前橋市）が進めており、内外装の改修工事などに着手する方針となる。南側には公園用地整備を行うため６４７１万３０００円も計上した。
認定こども園化の推進では、南幼稚園と南保育園を統合し新たなこども園を建設するもの。こども園化に伴い、長良保育園は解体工事を実施する。
ダノン城沼アリーナ（つつじ町14ー１）では空調設備等整備を予定。工事費として４億２００６万８０００円を計上する。設計業務については22年度に福島建築設計事務所（前橋市）が手掛けた。
産業団地造成事業は１億１２４６万４０００円により、館林北部第四地区の造成や大島地区の土地調査などを計画している。
新規事業として掲げる太陽の園改修工事設計業務は、８９１万円を計上。本町２丁目交差点の南東に設置されている緑地の太陽の園の改修に向けて設計業務の実施を見込んでいる。
道路関連事業では◇土地区画整理事業＝５億２５４万１０００円◇道路維持管理（橋梁および道路長寿命化修繕事業）＝４億３４３６万３０００円◇道路新設改良＝１億３９５４万５０００円◇中央通り線道路改良事業＝１億８３６６万９０００円◇道のでこぼこ解消事業＝４２７１万９０００円を−など盛り込んでいる。
この他の主な事業については、向井千秋記念子ども科学館施設整備事業に外壁等補修工事費１億３５４４万８０００円を計上。文化会館運営事業としては、会館棟のトイレ改修工事などに対して１億６２４２万５０００円を配分する。各公民館の施設整備工事費については１億６０６５万３０００円を予算案に計上した。