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建通新聞社(岡山)
2023/02/20

【岡山】岡山県当初予算案 投資的経費は6・7%増の841億6300万円

  岡山県は2月15日、2023年度当初予算案を発表した。一般会計には前年度比5・1%増の8021億7300万円を計上。このうち、投資的経費は6・7%増の841億6300万円。内訳は公共事業費等が6・3%増の658億5300万円、国直轄事業負担金が27・8%増の138億9900万円、災害復旧事業費が26・6%減の44億1100万円。 
「生き活き岡山」の実現のための取り組みの強化や「平成30年7月豪雨災害」からの復旧・復興の総仕上げに向けた施策などにより、県の持続的な発展に結び付けるための予算編成としている。
 特別会計は5・3%減の3907億9500万円、企業会計は9・5%増の182億0900万円で、一般会計を含めた予算総額は1・6%増の1兆2111億7700万円となった。
 防災・減災、国土強靱(きょうじん)化の推進など安全・安心の確保では、当初予算案に計上した投資的経費約842億円と22年10月28日に閣議決定された国の経済対策補正に呼応した補正予算約230億円を加えた約1072億円で、激甚化する風水害や巨大地震などから命や財産を守るため、流域治水やインフラ施設の老朽化対策などを推進する。
 豪雨災害関係予算は総額で約46億円を計上。このうち、河川改良では末政川他2河川、砂川と高梁川の堤防整備(嵩上げ・強化)、橋梁架け替え工事などを引き続き進めていく。
 第3次晴れの国おかやま生き活きプラン関連の新規施策としては、水島港脱炭素化推進事業(長期構想策定)に2278万円、水島港機能強化事業に647万円、岡山県庁舎魅力発信事業に1769万円、防災のデジタル化推進事業に1343万円、3Dおかやま情報基盤整備事業に8223万円を配分。開発地巡視管理システム整備事業に2513万円、盛土災害防止対策推進事業に6627万円、ドローンを活用した交通事故捜査の高度化事業に2187万円、県庁舎省エネルギー対策改修事業に1億5366万円、空港脱炭素化推進計画策定事業に2800万円を盛り込んだ。

提供:建通新聞社