日本工業経済新聞社(埼玉)
2023/02/16
【埼玉】新座市 第二中学校長寿命化改修に4カ年継続事業費を設定する3月補正予算案を公表
新座市は、第二中学校校舎長寿命化改修事業費28億6463万円(4カ年継続費)などを設定する3月補正予算案を明らかにした。現況校舎棟の躯体部分を生かしつつ、老朽化が進む設備を全面的に改修する計画だ。そのほか、野寺小学校給食室の長寿命化改修・増築工事費1億8702万4000円を計上し、全額を繰越明許費へと設定している。
第二中学校長寿命化と野寺小学校給食室長寿命化・増築工事は、どちらも2023年度の事業実施を予定していたもの。国の補正予算を活用することから、3月補正予算へ費用を前倒しで計上する形となっている。
第二中学校(野火止7−17−10)は、老朽化が進んでいる校舎棟(RC造4階建て、延べ床面積6975u、1971年竣工)を全面改修する計画だ。内装・外壁・屋上・電気・機械設備などを対象とするほか、設計段階では内装の一部木質化、照明LED化などを視野に入れている。
4カ年継続事業費の内訳は22年度が13億2913万円、23年度は0円、24年度が9億7637万円、25年度には5億5913万円となっている。
野寺小(野寺5−1−24)では、給食室の狭あい化および老朽化への対策を行う。主に内装(天井、床、壁)・外壁改修、施設の増築、厨房設備更新、給排水設備更新などを見込む。増築部分に関しては、設計委託時点では約80u程度の規模を想定している。
予算が可決されれば、一般会計に31億9257万6000円を追加し、総額が650億2666万8000円となる。