大和ハウス工業(本社・大阪市、芳井敬一代表取締役社長)が、新潟市西蒲区で計画する「DPL新潟巻潟東」は、設計・施工ともに福田組が受注し、13日に地鎮祭が執り行われた。
北信越地方でのさらなる需要を見込み、県内初となるマルチテナント型物流施設を漆山企業団地内に開発する。計画によると、北陸自動道巻潟東インター近くの国道460号線巻南バイパス沿い、西蒲区漆山8293−1他の敷地約2万700平方メートルを開発し、S造平屋建て延べ1万5209・81平方メートルのマルチテナント型物流施設を建設する。2024年1月19日の完成、同年2月1日からの入居開始をそれぞれ予定する。
総事業費に約40億円を見込む。
マルチテナント型物流施設は、複数の企業の入居を想定した汎用倉庫となり、入居するテナントは建設費や維持管理費を抑え物流事業を展開することができる。最大4社のテナント(1区画3311平方メートル〜)が入居可能で、雪や雨などの天候の影響を受けずに荷物の積み下ろしや通行ができるよう、最大47台接車可能なトラックバースを屋内に設ける。また、各区画には事務所を設置することができ、テナント企業の多様なニーズにも対応。そのほか、従業員約100人が雇用されることを想定し、96台分の従業員用駐車場と15台分の駐輪場を設ける。