日本工業経済新聞社(埼玉)
2023/02/15
【埼玉】川越市 3月補正予算案を公表
川越市は3月補正予算案を公表した。小中学校大規模改造工事費に、合わせて1億2794万円を繰越明許に設定した。工事発注は2023年度に入ってから行う考え。橋梁維持補修修繕工事費にも6000万円の繰越明許を設定した。
学校施設大規模改造工事は、国の第2号補正予算編成に伴って工費を確保するもの。内訳は小学校分が6279万円、中学校分は6515万円。対象校や工事期間は明らかにしていない。
橋梁維持補修では、蔵根橋(古谷上地内)と下田橋(笠幡地内)の修繕工事費を盛り込んだ。工事の一般競争入札は23年度に入ってから公告する。出水期が終わる10月ごろまでに契約を結び、工事着手したい考え。23年度内の完工を目指す。
施工内容はコンクリート構造材のひび割れ・欠損修復や鋼材の腐食除去、再塗装などが中心となる見通し。
設計は過年度、いであ北関東営業所(さいたま市、рO48−644−7722)が蔵根橋を、トーニチコンサルタント北関東事務所(さいたま市、рO48−684−6580)が下田橋を担当した。
蔵根橋は古川排水路へ1983年度に架設されたPC橋。橋長15・7m、有効幅員6mの規模で、車道1車線を有する。
下田橋は80年に小畔川へ架設された。車道1車線で構成される鋼橋で、橋長28・4m、有効幅員6mとなっている。
2橋の修繕工も2023年度以降の予算措置を計画していたが、国の補正予算編成で財源が確保できたため、予定を前倒しする運びとなった。
このほか、中小河川排水路整備3680万5000円、生活道路(市道)改良996万4000円などを繰越明許に設定した。また、すでに繰越明許に設定していた学校施設整備工事費について、小学校は1億1630万円増額し1億4344万8000円、中学校は2億6670万円増額し2億8130万4000円とした。
一般会計全体では6億7713万4000円を増額し、総額1287億2739万2000円となる見込み。