米子市は美保地区で2028年度の開校を目指す義務教育学校の整備を巡り、23年度に建築設計に入り、25年度に着工するスケジュールを決めた。23年度は用地取得と並行して基本設計に取り掛かる。
市は既に23年度に測量、地質調査を実施する方針を決めており、14日の市議会民生教育委員会でそのほかの工程を示した。
工程表によると、23年度の基本設計に続き、24年度に実施設計、同年度に敷地造成、25年度に外周道路などの造成に取り掛かり、建設工事の着手は25年夏ごろから2年間を予定。グラウンド整備は27年度に計画する。
市は用地買収の準備に入っており、土地購入費は鑑定評価の後、23年度中に補正予算を編成し、市議会に議決を諮るとした。
義務教育学校は和田、大篠津、崎津の小学校3校と、美保中学校とを統合し、小中一貫校として整備する内容。整備候補地は、崎津小学校(米子市大崎)北側で、都市計画道路葭津和田町線(通称・和崎かけはし通り)と市道大崎東31号線、市道大崎東27号線、米川に囲まれた農地約4万5000平方bとしている。
校舎などの敷地面積は7000平方b、運動場2万6000平方b、併設する保育所(認定こども園)の園舎・園庭3000平方b、駐車場などを9000平方bと想定。校舎などの7000平方bの内訳は、3階建てを仮定した校舎3600平方b、体育館など3400平方bと見込む。
日刊建設工業新聞