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建通新聞社(中部)
2023/02/16

【三重】県企業庁 23年度の当初予算案に109億円計上 工業用水道老朽化対策で 

 三重県企業庁は、2023年度当初予算案の重点項目として強靱(きょうじん)な水道および工業用水道の構築に109億7683万円を付けた。内訳は水道施設改良事業が68億2774万円、工業用水道施設改良事業が41億4909万円。
 水道施設改良事業は、北中勢、南勢志摩水道用水供給事業の耐震化や老朽化対策などを行うとともに、取水・導水施設を整備する。耐震化では、内径250_の送水管敷設替え工事(松阪市)をはじめとする工事を計画しており、16億8623万円を充てた。老朽化対策には、水沢浄水場沈澱池汚泥掻寄機取り換え工事(四日市市)などを進めるため、17億6424万円を配分した。これ以外に配水運用を強化するため、導水ポンプ所(長良川水系)建築工事(桑名市)他に33億7726万円を付けた。
 工業用水道施設改良事業では、北伊勢、中伊勢、松阪工業用水道事業の耐震化や老朽化対策を実施する。耐震化には、伊坂・山村浄水場排水処理施設耐震設計業務委託(四日市市)などに1億1472万円を充当した。老朽化対策では、北勢水道事務所統括監視制御設備等改良工事(四日市市)他に33億7201万円を充てた。これ以外に配水運用の強化として新屋敷取水所取水井改良工事(松阪市)などに6億6234万円を計上した。

提供:建通新聞社