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　　備前市は西片上に新設する図書館の基本設計と実施設計業務の委託先として、岡田新一設計事務所（東京都文京区）を特定した。公募型プロポーザル方式で選んだ。履行期間は２０２３年９月末まで。
　片上51ノ４他の約４２００平方�bの敷地に、図書館やカフェ、サイクリングターミナル、３００人収容のホール（延べ約９００平方�b）を備えた延べ床面積３０００〜３７５０平方�bの複合施設を建設する。施設の階数、構造などは未定で、設計の中で確定する。概算事業費は約15億円を見込んでいる。設計の完了後、24年度の着工を目指す。
　手続き開始に先立ち、市民や学生、有識者などで構成する「新しい図書館を創ろう会」で議論を行った。その中では、「学校の図書館との主にシステム面での連携」「Ｗｉ―Ｆｉ整備」「食べ飲みができくつろげる場所が欲しい」などの意見が出された。それらを踏まえ、市は整備の基本理念として「すべての市民が多様に使うサードプレイス　市民参加で、まぶしい図書館―Ｍ（ｕｌｔｉｐｌｅ）・Ａ（ｃｔｉｖｉｔｉｅｓ）・Ｂ（ａｓｅ）―」を掲げている。

「提供:建通新聞社」