梼原町は、雲の上のホテルやレストランの建て替えに向け2023年度に基本計画を策定するとともに、同年度中の基本設計着手を目指す。建設資材の高騰により、もともと計画していた施設規模では事業費が増大することが分かったため、見直しに向けた検討を進めていた。
町では22年度に基本構想の策定を進め、従来の計画より規模を小さくしたホテルとレストラン、道の駅を建設する方針をまとめた。
具体的な規模や施設内容はこれから詰めていくが、基本的に木造とする。現段階では26年度の完成、27年度の開業を目指している。従来の計画と同じく、隈研吾建築都市設計事務所(東京都港区)に設計を委託する予定。
雲の上のホテル・レストランの建て替えに向けては、施設の老朽化などから21年10月に営業を終了し、同じ敷地の「道の駅・産直市場」と合わせ解体工事を行った。跡地には5階建てで42室を配置するホテルや40〜50人が収容できるレストランなどの新施設建築を計画していたが、建設資材の高騰で建設事業費が当初より13億円ほど高くなることが分かり、財源の確保が難しくなることから、計画の見直しを進めている。
提供:建通新聞社