トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

日本工業経済新聞社(埼玉)
2023/02/14

【埼玉】八潮市/第2回公園等整備推進審議会/中川河川敷周辺公園の整備方針を公表

 八潮市は9日に第2回公園等整備推進審議会を開催し、中川河川敷周辺公園など施設整備計画素案の一部を明らかにした。中川河川敷沿いに立地する3公園の整備方針を検討するもの。素案では公園ごとの役割を明確化し、それぞれのコンセプトに沿う形で施設機能を再編する考えを盛り込んだ。今後は計画の具体化を進めた後、8月の第3回審議会を経て計画原案をまとめる見通し。
 中川河川敷沿いには大瀬運動公園・下川原運動広場・中川河川敷包括占用区域が点在している。3公園を一体的な拠点として活用できるよう、公園間の連携を強化する再整備を見込んでいる。スポーツ機能を中心に公園ごとの機能を再編するほか、公園間の周遊性向上を図り遊歩道などを整備する方針となっている。
 審議会で公表した計画素案では、大瀬運動公園を「スポーツ拠点」として設定。市民が気軽に運動を行うための施設整備を推進する考えだ。主に野球場、多目的広場を導入するほか、避難場所などの防災機能も設ける方向で検討する。
 下川原運動広場は「アクティビティ拠点」に据え、幅広い世代が活用できる施設として再整備する。現況の野球場部分を活用して、様々なスポーツに利用できる多目的広場を導入する見込み。また、スケートボードパークなど若い世代向けの設備導入も検討する。
 中川河川敷包括占用区域に関しては「レクリエーション拠点」として利用。地域へ賑わいを創出するため、現況施設を活用したイベント開催などを計画する。同時に駐車場・休憩施設の整備、バーベキュー設備や新たなスポーツ施設の設置など、市民需要へ合わせて更なる機能充実を図る。
 審議会では施設利便性向上や防災などの観点から「日陰を効率的に採り入れるべき」との意見が挙がったほか、子育て世代や高齢者など、幅広い世代に対応した設備を導入するよう要望が寄せられた。今後は11月下旬にも整備計画案を策定した後、2024年1月の答申を目指す。