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建通新聞社四国
2023/02/10

【徳島】県当初予算案 16カ月公共事業費に1060億

 徳島県は一般会計に総額5027億8100万円を計上する2023年度当初予算案を公表した。4月の知事選挙を控え、前年度当初比4・0%減となっているが、「平準化加速枠」を活用して23年度当初の工事量を確保している。
 前年度に続き「16カ月予算」として22年度の11月補正と2月補正予算案、23年度当初予算案を一体的に編成する。この16カ月予算で見た一般会計総額は5370億6173万円で前年度比4・2%減となる。
 公共事業費は16カ月の予算で、一般公共・県単が674億円、国直轄事業が95億円、災害復旧が103億円、県単維持補修費が88億円。これに国の平準化加速枠100億円を合わせた計1060億円で前年度と同規模。
 鳴門オロナミンC球場の改築費として実施設計費と解体工事費などに20億5410万円、別途23〜26年度継続費69億6000万円を設定する。家畜保健衛生所整備事業には南部圏域庁舎を中心に2億3700万円を計上、うち1180万円を西部圏域庁舎の一部撤去と試掘調査費に充てる。
 当初予算案だけを見ると、投資的経費は813億5356万円。このうち補助事業費は454億1997万円、単独事業費178億3200万円、災害復旧費105億9620万円、直轄事業費75億0539万円。他に維持補修費99億4214万円。知事選後に肉付け≠行う。予算案は2月9日に開会する県議会定例会に上程する。
提供:建通新聞社