全国情報ネットワーク：各地域で信頼される専門紙33紙で構成

　復興庁は９日、福島県浪江町で４月に設立する福島国際研究教育機構（以下、Ｆ―ＲＥＩ）の施設整備に向けた事前調査検討業務（企画競争）と用地調査等業務その１（一般競争・総合評価落札方式）を公告した。
　事前調査検討業務は、企画提案書などを３月13日までインフラ整備班で受け付け、選定結果は同月中に通知する。参加資格は全省庁統一競争参加資格の役務の提供等Ａ、Ｂ等級。
　用地調査等業務は参加申請書提出期限が３月２日、入札期限が同28日、開札が翌29日。書類提出先は予算会計企画班会計担当。参加資格は同庁の補償関係コンサルタント業務に係る一般競争参加資格の認定を受けていることなど。
　Ｆ―ＲＥＩは、国の科学技術力・産業競争力の強化を図るとともに、福島県浜通りの復興・再生を推進するための「創造的復興の中核拠点」と位置付け、浪江町「ふれあいセンターなみえ」を仮事務所として４月に設立する。
　本施設の整備予定地は、浪江町川添中ノ目ほか地内の平坦部約10�f。施設内容をまとめた新産業創出等研究開発基本計画案にはロボット・ドローン研究開発施設、世界最先端の超大型Ｘ線ＣＴ装置、水素インフラ設備などを盛り込んだ。完成は復興庁が存続する２０３０年度末までを目指している。
　今回公告の事前調査検討業務では、施設整備を確実かつ円滑に進めるための事業計画案整理・検討、事業工程表作成、ＢＩＭ／ＣＩＭモデルを活用した検討、事業承認申請図書作成などを行う。さらに、土地造成設計に向けた基礎資料として現地ボーリング、地質解析調査なども実施する。
　一方の本施設整備用地の一部で用地調査測量９�f、Ｗ造建物調査４棟などを行う。履行期限は11月30日。
　
　提供：建設新聞社