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建通新聞社
2023/02/10

【大阪】京都市 23年度当初予算は9315億円

 京都市は、2023年度の当初予算案の概要を明らかにした。一般会計予算額は対前年度当初比1・2%増の9315億2000万円。22年ぶりの収支均衡を達成し、重点施策に位置付ける「くらしに安心」のため、地域振興への拠点整備として区庁舎整備の在り方検討などに着手する。
 普通建設事業費は、対前年度当初比6・1%(38億9130万円)増の680億1506万円となる。
 建設関連の主な事業では、2期に分けて整備する予定の中央市場第一市場(新青果棟)整備事業に23億0051万円を計上。鉄骨造5階建て延べ約8万3800平方bの新青果棟について、25年度までに第1期整備工事、26〜28年度に第2期整備工事を行い、28年度のオープンを目指す。
 また、時代に即した区庁舎整備の在り方検討調査として800万円を計上。完成から57年たつ南区役所について、公共施設の集約を含む行政拠点の機能強化などの観点から、建て替えやその他の再整備手法を調査する。
 この他、上下水道局の特別会計予算として1579億7800万円を計上。新山科浄水場導水トンネル築造工事や、蹴上浄水場・松ケ崎浄水場への粉末活性炭注入設備設置などに53億円、水道管路の改築更新・地震対策に141億円(どちらも債務負担行為設定含む)を盛り込んだ。